お寺を建てて良いか本山に尋ねてみた2´
今度、小庵を建てるにあたって表に
「浄土真宗 〇〇庵(寺)」
と掲げて良いものか本山にお尋ねしたら
教務所に聞いてくれる?( ´,_ゝ`)
と言うので担当者にお電話を差し上げたが留守であった・・・
と言うのが前回までのお話でした。
今日、正午頃に担当者の方からお電話がありました。
まさか向こうから掛かってくるとは思わなかったです。
お礼を言い早速本題に入った。
ジャクシン 「小さな庵を作りたいと思ってるんですけど“浄土真宗”を表の看板に掲げて良いものでしょうか?」
担当者 「私としては賛成できません」
ジャクシン 「それは何故!?」
担当者 「まず組長に聞くなりして段階を踏むべきでしょ!?」
担当者 「それに本願寺派のお寺を建立したいんだったら組内のお寺と友好な関係を結ぶ事が先でしょ!?」
ジャクシン 「いや、そうしたいんですが近隣のお寺が私の活動を快く思ってないようなので友好な関係も何も・・・。もちろん私が宗教活動を始めるにあたって最初は組長さんにご挨拶しました(何かカタギの世界ではないみたいになってきたな・・・)」
話をよく聞けば本願寺派以外のお寺からもクレームが教務所に来ていたみたいで。
ジャクシンと言う衆徒が地域の秩序を乱していると・・・
え~っと地域のどのお寺さんもが言う秩序とは宗教活動の事でしょうか?
それと担当者さん!
私が秩序を乱してると言いますが本当に実情を見てご自身で判断されてそう仰ったのですか?
「いちいち、地方のそんな事まで把握しなきゃいけないんですか!?」
と言いますけど、しなきゃいけないんです!! してください!お願いします!
クレームを出したお寺の意見を尊重するのは分かります。“組織”ですもんね。
組織を守ると言う意味ではあなたの言動は正しかったと思いますが“浄土真宗”を守ると言う意味ではどうでしょうか。私がそんなに悪い事をしているのか是非、現状を把握してください!
「逆の立場だったらどうですか?(新寺建立に)賛成出来ますか?」
何故こんなこと聞くんですか?出来るに決まってるじゃないですか。私達は葬儀に関わる甘い汁を吸うためにお坊さんをしているのではないんですよ。同朋が増えて嬉しいじゃないですか。
もしそれでも葬儀の利権や門徒さんの数が心配なら具体的数字を挙げてみます。
市で人口4万人に対して真宗のお寺は全部で2カ寺、真宗以外のお寺が1カ寺の計3カ寺。
市外では人口3万人に対して真宗のお寺は1カ寺、真宗以外は0カ寺。
人口7万人の島には全部で4カ寺しかお寺が無いんです。
これが人口約3万4千人の種子島では全宗派のお寺の数は約20カ寺ぐらいあるんです。
どうでしょうか?お寺は足らないと感じませんか?既存のお寺と共存出来る可能性はあると思いませんか?
「既存のお寺の息子さんや娘さんが別院を建てるなりしてお寺を増やさないというのは、これ以上お寺が必要ないからではありませんか?あなたが言うようにお寺が足りてないとは言えないと思います」
これは想像というよりも私の妄想の域に入ってしまうかもしれませんが、こんな考え方もあるのではないでしょうか?例えば島では檀家制度と言うものがありません。門徒さん檀家さんを募ってお寺を護持してもらうと言うのはいわゆる教化ですので労力がいるものです。それより誰かが死んでチャチャッと葬儀をしたほうが労力の面でも収入の面でも効率がいいわけです。葬儀だけで1つのお寺で十分にまかなってるとなると・・・2つも3つも別院はいらないわけですね。でもあくまでも想像です。真意は分かりません。
島にはユタ信仰や独自の土着信仰があるから真宗が定着しないのでは?と言う意見もこれから出てくるかもしれませんが、そのへんはほら「南の島へクツを売りに行ったセールスマン」の話でもお聞きになって。
それに担当者さん!最後にあなたに言いたい事があります。私がまだ喋ってるのに
「これ以上話しても埒があかないので電話を切りますよ(ガチャ!)」
ってこれはないですよ!
浄土真宗の看板を掲げて良いかお聞きしたかっただけなのにその答えは「賛成できない」「段階を踏んでこなかったあなたが悪い」「近隣のお寺と仲良く出来ないあなたに落ち度がある」等と具体的なお答えを頂く前に勝手に電話を切るなんて。
NOならNOの明確な理由をお聞きしたかった。それなのに電話を途中で切られて正直失礼と感じました。
さて今日は非常に愚痴っぽいブログ内容になってしまいました。読んでいる方に
「俺にも甘い汁を吸わせてくれよ~」
と言ってるだけと思われなければいいのですが・・・
本当は自分自身をごまかして、葬儀がいっぱい増えて生活が楽になったらいいな、他のお寺は羨ましいな、と思ってるだけだったりして。
いや!そうではない!それぐらいは自分を信じてあげなきゃ!