おばけについて
大阪で部屋探しをしていた頃の話し。
不動産の営業マンと待ち合わせをし、車の乗せてもらったのだが私が僧侶だと分かると
「へー、じゃーやっぱ霊とか見えるんですか?」
とバックミラー越し上目使いに聞いてきた。
ヲイヲイそうじゃないだろ と
坊主と霊は関係ないだろう と
幽霊が出るなんてのを宣伝文句にして参拝者というか見物客が増えているお寺もあるが、引導を渡しておいて成仏もさせらんないなんて自分の無力さを露見させてしまっているのと相違ない。皆さん霊がでるお寺さんはある意味要注意でっせ(もしくはそんな事言ってる住職は要注意)
地元に帰ってきても似たような質問を受ける。受けるというかもう「霊ありき」で話が進む。
「うちのじーちゃんはまだ49日すぎとらんからまだ家の屋根の上でぐるぐる回ってるのかーい?」
「亡くなった〇〇は寂しそうに枕元に立ちます。本当に寂しがってるんでしょうか!?」
オーイモシモシ、その寂しがっているのもぐるぐる回っているのも迷っているのも笑ってるのも怒ってるのも全~部ひっくるめて“自分”ではないですかー?
こういう質問には私はある唄をもってお答えしている。
「皆様、我々日本人の先達は霊の正体を知っていました。そのことをいにしえより唄に込めて語り続けてきました。それでは私がちょっと唄わして頂きます」
と唄い始めるのがこれ↓
実に深い歌詞です・・・
by jackthin
| 2010-08-04 02:48
| 仏教
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