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法務員と言う仕事

このブログは「一般人がいっぱしのお寺を建立する事が出来るのか?」がテーマになっております。
しかし中々その本題に入らないのは色々と事情があるんです。
そして何よりも私の思いつきで寺は儲かる=寺を建てようと短絡的に思ったのではなくそれなりの経緯があってのことなんです。近隣のお寺に迷惑にならないよう、また俗な言い方ですがテリトリーを荒らさないようまた門徒さんの奪い合いをしないよう細心の注意を払っていこうと思います。しかも既に近隣のお寺が私の活動を怪訝に思ってるという噂を聞いたのでこちらとしてもなお更慎重に成らざるを得ないのです。
ですからもうしばらく本題に入るのをお待ちください。まだブログ内に書き込めない事がありますので・・・


さて、話は変わりますが得度も終え僧侶としての必要最低限の知識を身につけたジャクシンはアレコレしている間にお坊さん学校の卒業となりました。

卒業後、みんなそれぞれの道を歩む。
行信教行(ぎょうしんきょうこう)といってより専門的に仏教を学ぶ所へ行く者。
勤式(ごんしき)といってより声明(しょうみょう)=お経の読み方などを専門的に習う者。
伝道院(でんどういん)といってより専門的にお説教のノウハウを学ぶ者。
もちろん自分のお寺に戻って早速僧侶として現場に立つものもいる。

ジャクシンは帰るお寺もないし貯金が尽きたので、そんなのはお金持ちのお遊びだ、俺はやってられね~。まずは働かなければと思い、学校の先生のお寺に法務員(会社で言えば従業員、役僧とも言う)として無理やり入らせていただいた。
月忌参り(がっきまいり←月の命日の前日もしくは当日にお参りする事、割と短時間)でお寺によって違うが1件あたり500円、法事などでは5000円ほどのお手当てが出る。毎日有るわけではないので1ヶ月の給料が5万円ぐらい。葬儀の時は1~3万ほど臨時収入としていただく。
それではやっていけないので掛け持ちでもう1件のお寺の法務員をする。
それで生活はギリギリ。
はっきり言ってあの頃の生活は超が付くほど苦しかった。

ついでに言ってしまうけどお坊さんになるための費用っていくらぐらいだと思います?
案外と高いですよ。普通の専門学校の倍近くはいるかも。


今回はの話ばかりになってしまったが次回もまたさせていただくかも^^

by jackthin | 2009-03-09 02:01 | お寺について