寺の嫁さん
さて今日のテーマは「寺の嫁」
ジャクシン大阪時代
大相撲の巡業が来て(大阪場所ですな)お相撲さんたちの宿泊所として
お寺の本堂を使わせて欲しいとの依頼があった。
住職は相撲好きなので快く了解したのだがその力士たちの面倒を見る坊守(寺の嫁さん)は大変だったろう。
しかしその坊守さん、強靭な胃袋を持つ力士たちの食事をなんなく作り
数十人分の浴衣の洗濯・アイロンを的確にこなし
時には若い力士の人生相談にも乗り
見事場所中の世話をやり遂げた。
その坊守さんの働き振りを見た力士たちは
「うちの女将さん以上だ・・・」
と呟いたとか。
坊守という仕事は大変である。
相撲部屋の女将も大変である。
後援会との付き合いとか他の部屋同士の付き合い、力士たちの世話
もしくは檀家や近隣のお寺とのお付き合い、住職や法務員の世話
と何となく似ている。
しかし女将と坊守、唯一の違いは坊守の方が華が無い。
仕事としては地味で誰からも褒められない・・・
全国の坊守さん、結婚前に自分がこんな大変な仕事をすると知ってましたか?
承知した上で今の夫と結婚に至りましたか?
こんな大変な仕事と知っていたら今の結婚は躊躇されてましたか?
私はこの点について全国の坊守さんと語り合いたい。「つぼ八」あたりで日本酒を飲みながら語り明かしたい。
と言うのも私は(私も?)坊守という仕事を事前説明無しに結婚していただいたクチなのである。ジャクシン妻に対して罪の意識を持っているのである。
一応書いておくとお寺の仕事とは
・土日仕事が入る場合が多い
言いませーん、定休無しなんて誰もが嫌がるしー
・二世代・三世代同居は当たり前
結婚前に姑・舅の話などした事ありませーん 存在を脳内消去してました
・狭い土地柄「寺の嫁」は注目度が高い
周りからいつも監視の目 プライバシー無し 言えるわけ無いじゃん!こんな不利な条件
私には当てはまらないが大概のお寺では長男がお寺を継ぐ場合が多いので「子供しかも男の子」を産むのが暗黙のルールである。
さっ
どうです?
お坊さんとお付き合いされている女性たち
少し冷静になれましたでしょうか?
ジャクシン妻の場合、文句も言わず頑張ってくれてるが将来ちゃんとしたお寺が出来たら坊守の仕事も増えるんだろうな。その時はよろしくね、ってブログを通してしか言えない意気地なしのジャクシンでした。