弔辞
お葬式には友人代表もしくはそれに準じた方がお別れの言葉を述べますね。
その役目の方は大変頭を悩ます事だと思います。
想い出がありすぎてもそれをコンパクトにまとめるのも大変だし
形式や忌み言葉を気にして型にはまった言葉だけを並べてもありきたりだし
結構大変な役目だと思います。
今日はあるお二人のお別れの言葉を紹介したいと思います。
まずは上岡龍太郎さん
横山ノックさんのお別れ会のときの模様です。
「あなたは大きな太陽です」
「あなたは今、西の空を真っ赤に染めて水平線の向こうに沈んでいこうとしています」
「漫才師から参議院議員、
大阪府知事から最後は被告人にまでなったノックさん(場内爆笑)」
「そして、いつでも、どんな時でも、必ずボクの味方をしてくれたノックさん・・・」
上岡龍太郎さん、現役です・・・
その喋りに衰えは見えません。
見事な前振り、そして大きな笑いと小さな涙で締めくくる。完璧です!
今の芸能界にこの方の代わりになる方は多分いないでしょうね・・・
戻ってきて欲しいな。
さて
西の代表が上岡龍太郎さんなら
東の代表、タモリさん(本当は福岡県出身だけど)
赤塚不二夫葬儀 タモリ弔辞
「あなたの考えは全ての出来事存在をあるがままに前向きに肯定し受け入れることです」
「それによって人間は重苦しい陰の世界から開放され軽やかになり、
また時間は前後関係を断ち放たれて、
その時その場が異様に明るく感じられます」
「この考えをあなたは見事に一言で言い表しています」
「すなわち『これでいいのだ』と」
タモさん真面目に「これでいいのだ」を解いています。
本当に真面目で素敵な方です。
タモさんのギャグも好きなんですが
どちらかと言うとギャグ以外の部分も好きです。
素の状態のタモさん、笑わしにかかってない状態のタモさんも好きです。
“作品タモリ”ではなく“人間タモリ”の部分が見え隠れしてこの弔辞もまた素直に良いと思いました。
弔辞、お別れの言葉とはこうあるべきとして紹介したのではありません。
時間にして5分前後(あまり長くならないように)、
その間に自分の思ってることを素直に
そして自分の言葉で言うのが大事な事ではないでしょうか??
と言うわけで上岡龍太郎さんタモリさんのお言葉を例として挙げましたが
これらを真似する必要はありません。
何度も言いますが
自分の言葉で
短く!(←ここ大事!!!)